Re:new「マンゴープリン」

seriayuki2006-04-05


価格:368円
購入場所:浅草松屋デパート内ショップ


浅草の松屋デパート地下1階のフルーツコーナーの冷蔵ケースに並べられていたマンゴプリンです。品名は「マンゴープリン」

やわらかマンゴープリンにヨーグルトとフレッシュマンゴーとマンゴーソースをトッピング


と説明が添えられていました。


350円ほどという値段ながら、内容量は比較的たっぷり。黄色いマンゴプリン生地の上には白いクリーム状のソースがかかり、マンゴー果肉とセルフィーユの飾りがトッピング……という具合です。口にしてみると、上の白い部分は全てプレーンヨーグルトでした。しかも少しも甘さを加えてない風情の、かなり酸っぱいヨーグルト!かなり鮮烈な味わいでした。


やはり季節的な問題もあるのでしょうが、トッピングの果肉も酸っぱくて、生地の甘さもさほど強くなく、全体的に酸っぱい酸っぱいマンゴプリンです。これを購入した同じ日に口にした文琳茶菓舗のマンゴプリンもまた酸味が強いタイプだった(こちらはレモンの酸味でしたが)なので、今のマンゴプリンブームは強い酸味がポイントなのかと思ってしまうほど。


生地には果肉の粒は混ざっておらず、滑らかな口当たりかつとてもクリーミー。生クリームと思われる乳脂肪のこってりとした感じが舌に残りますが、でも後味はヨーグルトが強く残るのでさっぱりしています。


うまい具合にヨーグルト部分と生地をミックスして食べると、「おいしいマンゴーヨーグルトデザート」といった風になるのですが、マンゴプリンとしては、かなり異色な感じのする味わいでした。

文琳茶菓舗「フレッシュマンゴープリン」

seriayuki2006-04-04


価格:300円
お店データ:
東京都中央区日本橋1-4-1
コレド日本橋B1
03-3510-7555


行きたい行きたいと思いつつなかなか訪れる機会がなかったCOREDO日本橋内の文琳茶菓舗に行ってきました。


ここは、渋谷の中華料理店文琳のカジュアル店。餃子のセットものや汁麺焼きそばなどのメニューがあり、テイクアウトメニューも充実しています。その中にマンゴプリンもあり、美味しいという噂を聞いたことがありました。


本店の「文琳」も気になりつつ実は未だに訪れたことがなく、しかし料理長河田吉功氏のアイスクリームを使用したマンゴプリンレシピはとても美味しく作れるものです。マンゴプリンが今ほどあちらこちらのお店で見かけられなかった頃から本になっていたレシピでもあり、氏のレシピは日本のマンゴプリンレシピのひとつの流れを作ったように感じています。


さて、その「文琳茶菓舗」。店名は、COREDOのページによると「文琳茶菓舗」なのですが、お店のカードには「Cha Ca Poo」の文字が大きく書かれており、店名はどちらでも良いような感じ……です。


で、マンゴプリンもこれまた「どちらでも良いような感じ……」とばかりに、店内メニューでは「フレッシュマンゴープリン」という名前、そしてテイクアウトのカウンターでは「マンゴープリン」と記載されています。値段はどちらも300円。2つ注文したところ、1つはころりと丸い円形のガラス器に固められたものがやってきて、1つはプラスチック容器に賞味期限シールが貼られたもの(息子と2人で1個ずつ頼んだので、子供用にと持ちやすい軽いものを選んでくれたのではないか、と)がやってきました。


テイクアウト用のショーケースによると

フレッシュマンゴーを贅沢に使用しました。みずみずしい果肉を存分にお楽しみいただけます。


ということでした。


さて、肝心のブツは、写真のとおりに果肉が良い感じにざっくざく。そういう趣向なのか、それともマンゴーの季節的な問題からなのか、とてもとても酸味が際だつマンゴプリンでした。
一時期「グレープフルーツのプリン」なるものがあちらこちらで見かけられた事がありましたが、ノリとしては似たような感じで、「ミルキーなのに酸っぱい」というか「爽やかなミルク感」といったものが感じられるプリンです。


生地の淡い色合いからも感じられるとおり、口当たりはとてもクリーミー。細かな果肉の食感も心地よく、水気を感じるプルプルとした柔らかさもとても良い感じです。これでマンゴーの甘さと香りと爽やかさが良いバランスで味わえると「おお!香港の味!」という感じになりそうなのですが……酸っぱい……(苦笑)
で、その酸味が不快かというとそうではなくて、「こういうプリンも悪くない」と思える適度な具合だったりします。


この酸味は季節によって変わるものなのか、それとも「餃子や汁麺の後にはこのさっぱりとしたマンゴプリンを」という元々の趣向なのか、本店の「文琳」に行けばまた変わるものなのか、興味は尽きません。


300円という素敵な価格でもあることですし、機会をみつけて食べ続けてみようと思います。

美味飲茶酒樓「マンゴプリン」

seriayuki2006-03-01


価格:630円
お店データ:
東京都渋谷区猿楽町11-6
サンローゼ代官山2F
03-3770-2168


昨日行ったお店のご報告、2弾目です。


「Le Parcよりもこっちが美味しい」という話があって、じゃあ確かめてみましょうと足を向けたのが、代官山の「美味飲茶酒樓」というお店。なんでも欧陽菲菲さんの妹さんが経営しているお店なのだそうです。代官山駅近くのビルの2階にある、これまた高級感溢れるお店です。


私のイメージする「飲茶店」というのは、枯れ木のようなおばあちゃんや恰幅のよいおばちゃんらが「ハーガウ♪シューマイ♪」と歌うように叫びながら湯気のたつワゴンを押している、賑やかでガチャガチャな空間なものですから、バリッとしたテーブルクロスにうやうやしく陶器のポットに繊細なお茶器が並べられてしまう"高級飲茶店"にはちょっと緊張してしまいます。でも、お店の内装や食器と同じく繊細な、隅々まで神経が行き届いた点心の数々は芸術品のような美しさであり、美味しさでした。


マンゴプリンは、630円。今の世の中、珍しくなってしまったあのハート型のプリンです。エバミルクにチェリーの飾りと、とても昔懐かしい、レトロ感すら漂うフォルムのマンゴプリンでした。鮮やかなオレンジ色はカスタードパウダーの存在感が少々強めに感じられ、でもミルク感もたっぷり。味の方も懐かしさが感じられる素晴らしいものです。


もちろんマンゴー果肉も入っています。そしてマンゴーの存在感はそれほど強くはなく、ミルクっぽさやカスタードの香りと程良く調和している感じがします。酸味少なめ、甘さはほど良く、全体的にミルキーな感じ。


マンゴプリンのあり方として、「マンゴーそのものを食べているような」とか、「マンゴーよりもマンゴーっぽい」というひとつの方向がありまして、そちらも私は大好きです。でも、私がどちらかというと好みなのはある程度のミルクっぽさや水っぽさを備えた、「マンゴーの味だけじゃない」マンゴプリン。ですのでこれはとても理想型に近い、「そうそうこれこれ、昔食べて、マンゴプリンって美味しい!って思ったのは、これ!」と、持ったスプーンをぎゅうと握りしめてしまうような好みなタイプでした。適度な弾力ある歯触りもとても素敵。


生のマンゴーがほとんど出回らないこの季節でこの美味しさなら、真夏はどんなマンゴプリンになってしまうのだろうとドキドキしてしまいます。暖かくなったら、また行ってみたいお店です。

Le Parc「マンゴープリン」

seriayuki2006-02-28


価格:500円ぐらい(失念……すみません)
お店データ:
東京都渋谷区恵比寿西1-19-6
03-3780-5050


お久しぶりです。
ものっすごく久しぶりに、マンゴプリンを食べてきました。1日で2軒の飲茶屋をハシゴするという酔狂なことをしてしまいまして、両方のお店でマンゴプリンを食べました。どちらも美味しくて、ああ幸せ。


今日はまず1軒目に行った、恵比寿の「Le Parc」のご報告。


「ル・パルク」という点心のお店っぽくない店名のこのお店は、「パリの下町レストラン」がコンセプトなのだそうです。テーブルクロスがかけられたテーブルに座り心地の良いソファーなどなど、確かに内装が「パリの下町」。点心をいただく空間としてはちょっと不思議な雰囲気だなぁと思いつつ点心数品をつまんできました。咸水角などの揚げ物がどれもサクサクで非常に香ばしく美味しくて、ちょっと皮が厚めな蝦餃などの蒸しもの類もとてもレベルが高く、全体的にとても美味しいお店でした。


マンゴプリンは、いまいち色気のないガラス製の容器に固められており、エバミルクや飾りのフルーツなどの装飾の一切無い、一見地味なプリンです。ほんのり香料の香りも感じられたプリンはぷるりつるりとした口当たりで、軽やかな酸味のあるものでした。


加えられた酸味はレモンでもサワークリームでもなくヨーグルトのような軽さを感じます。中には細かな果肉がたっぷりと。さすがにこの季節、果肉は生のものではないように思われましたが、マンゴー感もあり、ミルク感も程良く感じられ、心地よい口当たりの美味しいマンゴプリンでした。

SENSE「文華貴妃芒果布甸」

seriayuki2005-12-23


価格:1600円
お店データ:
東京都中央区日本橋室町2-1-1
マンダリンオリエンタル東京
03-3270-8800(代)


この12月にオープンしたばかりの、「マンダリンオリエンタル東京」。日本橋三越デパート並びの、三井タワー内の上層階に位置しているホテルです。本拠を香港に置く高級ホテルチェーンですが、香港のそれに輪をかけたゴージャス&シックなつくりになっています。メインダイニングは38階にあるコンチネンタル料理のお店だそうで、37階に「SENSE」という広東料理のお店があります。


そこの、「SENSE」のマンゴプリンの評判がとても良いらしいという噂を聞き、この度向かってみたのでした。事前に知っていたことではあったのですが、なんとマンゴプリンの価格は1600円!!お安いランチセットならば2回食べられてしまうほどの価格のデザートとは一体どんなものなのだろうと期待が高まります。


そのマンゴプリンの品名は
「文華貴妃芒果布甸」
と、ネーミングもすごいです。メニューにはその文字の下に若干小さな文字で
「Mandarin Oriental Tokyo Style Mango Pudding」
「マンダリン オリエンタル東京 特製マンゴープリン」
とありました。日本語にしても迫力のある品名です。中国茶をいただきながら、噂の1600円プリンを堪能してきました。


大きなガラス製の足つきグラスに固められたプリンです。グラスの足の部分は金色に光っており、ずっしりと重量感のある器です。器からしてなんだかすごい。表面には濃厚なマンゴーのピューレがたっぷりめに敷かれており、中央にはラズベリーの飾りとミントの葉がひとつ。ピューレの下は、果肉のたっぷり入るマンゴプリンでした。


思ったより、歯ごたえのあるプリンです。香港で食べて「これはぁ!」と感動したプリンは、いずれもクシュクシュッと口の中で溶けていく素晴らしい食感のものばかり。フルーチェほど頼りない固まり具合ではなく、ゼリーのようなプヨンプヨン感とも違い、ババロア系の乳脂肪多めのねっとりとしたものとも違う、「くしゅくしゅ」としか私には表現できないような口当たりです。


あの感動の口当たりを想像していたのですが……幾分か、固め。「ぽくぽく」というほどに酷いものではないのですが、「ぷりんぷりん」という感じ、でしょうか。


マンゴー果肉はたっぷりです。形を残すようにしっかりと生地に混ぜ込まれていて、ミルクっぽさは若干控えめ。舌にクリームがねっとりと絡みつくことはない、マンゴーの味そのものを大切にしているような味でした。


「あははー、これが1600円……一口300円くらいかなー」
とチキンハートな私はドキドキしながらいただいたのでした。
……で……、季節的なものも多分にあるのかもしれないけれど、この味だったらいつかまた1600円払って食べたいと思うかというと……ちょっとビミョ〜……というのが、私の感想です。美味しいです。美味しいんですが、「800円ならまた食べたいけど」というのが本音です。ごめんなさい、なにしろチキンハートなので〜……。

楼蘭「マンゴープリン」

seriayuki2005-12-14


価格:900円
お店データ:
東京都港区台場2-6-1
ホテル グランパシフィックメリディアン 2F
03-5500-6608


とってもお久しぶりなブログ更新になってしまいました。冬場はやはり、なかなかマンゴプリンと出会うことができません〜。
今回は、たまたま入店したお台場のホテルの中華料理店で「マンゴープリン」の文字を見つけることができ、すごく久しぶりのマンゴプリンを食してきました。


レストラン名は「楼蘭(ろうらん)」。
広東料理のお店です。銀座コアビル内の他、ホテルパシフィック東京などにもお店があるようです。


「マンゴープリン」は、なんと気合いの入った価格900円。大きく華やかな平皿に盛られたプリンは値段相応の迫力でしたが、やはり「お高いなぁ……」と感じずにはいられないデザートでした。


プリンは、あのスタンダードなハート型に固められています。濃厚なマンゴーソースがたっぷりと添えられ、更にイチゴとパインとブルーベリーが飾られています。


ミルキーな色合いのプリンは、外見どおりとてもクリーミー。まろやかな味ながら、全体に軽い酸味も漂います。マンゴー果肉そのものの酸味とは違う、尖った感のある酸味でしたので、レモン汁などの柑橘類を加えたもののようです。


生地にはマンゴー果肉もたっぷりとざくざく混ぜ込まれていました。季節柄か、残念ながら生の果実というわけではなかったように思いましたが、プリンもソースもひたすらにマンゴー感が漂うマンゴプリン。久しぶりに口にしたマンゴプリンは充分美味しくて、とても幸せな気分になれました〜。

Morozoff「マンゴープリン」

seriayuki2005-09-30


価格:210円
購入場所:千葉市稲毛ペリエ内ショップ


数年前から夏の定番となっている、Morozoffモロゾフ)のマンゴプリン。夏の定番……と思っていたのですが、ここ1年は昨秋あたりからずっとショーケース内に見かけていたような気がします。……気のせいかな??通りかかるたびに
「お、あるぞあるぞマンゴプリンが」
と思っていたような気が。


さて、その「マンゴープリン」、商品札には

濃厚なマンゴーの味わい。夏のトロピカルデザート。


とありました。


分厚い素材のガラス容器に固められたプリンです。プラスチック製の蓋には「mango pudding」「マンゴープリン」の文字が。


かなりあちこちで見かけることができるお店ですし、マンゴプリンを買うにあたってとても身近なお店のひとつではあるのですが……残念ながら、ここのマンゴプリンはいまいち美味しくありません。これまで年に一度は買うようにしていてもう3年目か4年目かという感じなのですが(※6年目でした……)、あまり改善されていないというか、私の好みな方向に改善されていないというか。


口当たりは少々固めの、ポクポクした食感も感じられる歯触りです。色合いはクリーミーですが、案外とミルクっぽさは少なくて、全体をマンゴーの香料が覆っているような香料臭さを感じます。ピュレにしたマンゴーもそれなりにたっぷり入っているようなのですが、フレッシュなマンゴーの味ではなく、シロップ漬けにしたようなコテコテな甘さのついたマンゴーのようなちょっと不自然な甘さを感じました。


ここ何年か、このお店のマンゴプリンに味の変化はないようなのですが、「これがいい、この味が好き」とお客さんに求められての結果なのでしょうか……。今や、コンビニプリンの味の向上もすさまじい時代の中で、この味はちょっとないんじゃないかなぁと私は思ってしまうのですが……ちょっと複雑な心境です。