ミニマンゴー

seriayuki2005-07-10



今日はちょっと趣向を変えて、マンゴプリンにおいて最も重要な食材であるマンゴーの話を。
 

去年あたりから、「ミニマンゴー」という言葉をよく聞くようになりました。その名の通り、小さなサイズのマンゴーです。通常、皮の赤いアップルマンゴーは大人の拳より一回り大きなくらいのサイズですが、ミニマンゴーは枇杷ほどの大きさ。


ミニマンゴーという品種があるわけでなく、"小さく育ってしまった"マンゴーだというのが実際のところのようです(あえてミニマンゴーを専用に作っている農家さんもあるようですが、1個3000円はしてしまいそうな巨大なマンゴーと一緒に木になっているミニマンゴーの写真を見たことがあります)。
大きさが均一でなく、見た目が少し悪い(少し黒ずみが出てしまったりする)ということで、あまり流通されることがなく、マンゴーが生産される地元のみで消費されていた品のようです。それが、「ミニマンゴーって美味しいんだよー」という口コミを中心にしてここ数年のうちに広がりを見せた、と。


去年あたりから「食べてみたいな」と思っていたのですが、このミニマンゴー、流通時期が非常に限られているとのこと。大きな通常の国産アップルマンゴーが出回るちょっと前に完熟を迎えてしまうため、スーパーなどで国産マンゴーを眺める頃には手遅れになってしまいます。


私は5月頃から「食べたーい」と思い立ち、ネットショップをあちこち眺めて「沖縄三昧ちゃんぷるしょっぷ!?」というお店で予約購入してみました。「多分7月上旬になると思うけれど、いつ届くかはわからない」という内容の予約でしたが、それでも、何回かあった注文受付が始まる途端に毎回十数分で完売してしまう人気のすごさでした。


購入したのは「500g(約10個入り)で1400円」。その予約の後、たまたま銀座の「わしたショップ」でも売られているのを見つけてミニマンゴーを購入しましたが、それは5個入って980円でした。


人気の秘密は、「味」と「価格」にあるのだと思います。なんでもミニマンゴーの糖度は一般の大きなマンゴーよりも高いくらいなのだとか。
確かに「わしたショップ」で買ってきて食したミニマンゴーは、すごい甘さでした。気になる繊維っぽさも少しもなく、甘くジューシーで独特な芳醇な香りもたっぷり。酸味は少しもなく、ひたすら甘く甘く、夢心地の美味しさでした。


「1個1500円」とか「1個3000円」などという値段の国産マンゴーの味に全くひけをとらず、明らかに果肉はたっぷり(当然1個1個に種は入っていますが、食べられる総量を思うときっとお得)。人気が出るのも頷けます。


……で、予約していた1.5kg分のミニマンゴー、本日到着致しました。それが本日の写真。枇杷サイズのマンゴーがざくざくと30個くらいという、大変に壮観なビジュアルになりました。とりあえず生のままの果実を堪能し、でもたくさんあることですしマンゴプリンも作ってみようと思います。


ちなみに本日は、手元にあった沖縄産の「難ありマンゴー」(こちらはミニマンゴーじゃなくて普通のアップルマンゴー、表面にわずかに黒ずみがあるだけでたったの300円!)を使ってマンゴーパンケーキを作ってみましたバターミルク風味の軽い食感のパンケーキにホイップクリームと贅沢にどっさり添えたマンゴーの果肉!これ以上なく贅沢な朝御飯となりました。


マンゴーはウルシ科の植物なので、皮膚の弱い方や、弱くなくても食べ過ぎてしまったりすると口や手がかぶれてしまう恐れがあるとか。用心しつつ、しばらくマンゴーライフを満喫しようと思います。