La Terre「熊本県菊池郡の友枝さんの完熟マンゴー・プリン」

価格：420円
購入場所：渋谷東急東横店内ショップ

渋谷の東急東横店でみつけたマンゴープリンはすごい名前のものでした。その名も「熊本県菊池郡の友枝さんの完熟マンゴー・プリン」。

「……そうか、熊本県菊池郡の友枝さんの完熟マンゴーを使ったプリンなのか」
としばし固まってしまった後、１ついただいてきました。「アルフォンソマンゴー使ってます」と謳うマンゴプリンは世の中に溢れていますが、「国産マンゴー使っています」と謳う存在は稀少です。国産マンゴーは海外産に比べて遙かに高価ということもあり、そんなもの使ったら利益が出なくなっちゃうのかなと思います。

お店の名前は「La Terre」（ラ・テール）。「大地の菓子」をテーマに、オーガニック中心のこだわりの食材を使ったお菓子のお店なのだとか。本店は世田谷区の池尻にあり、パン屋さんレストランもあるそうです。プリンの説明札に

熊本県で栽培されるこのマンゴーは木になったまま完熟させたもの。とろけるようなおいしさのマンゴーをプリンに仕上げました。素材のおいしさに驚きます。

とありました。わくわく。

円筒形のガラス製器に固められたプリンはかなり色が白めなミルク色。色は薄いですが、生地の中にマンゴーの細かな果肉がざくざく入っているのが見てとれます。トッピングにはいかにも美味しそうなマンゴー果肉と共に、葡萄、苺が。

これがもう、すんばらしく美味しいマンゴプリンでした。使われた果肉はこのうえなく甘くてジューシー、香り豊かな最高の美味しさ。トッピングのマンゴーだけがフレッシュなもので、プリンに使われたマンゴーはシロップ漬けのものやいかにもな加工品の味がするマンゴーピュレが使われているように感じられるものが多い中、このプリンは正真正銘、トッピングも生地の中身も本当に美味しいマンゴーが使われている味でした。

マンゴーの自然な甘さを大切にしたようで、生地の甘さはちょっと控えめ。そしてレモンやサワークリームの酸味は全く加えられていません。生クリームのこってりねっとりした口当たりも感じない、牛乳（かエバミルクか）をベースにしたような、軽い食感のフルーチェのような「ふわっつるっ」とした舌触りのマンゴプリンでした。生クリームたっぷりのリッチな味を想像するとその「軽さ」が物足りないかもしれませんが、でも私はこのマンゴプリン、大好きだなぁ〜。また渋谷に行ったら買ってこなきゃと思います。