GRAMERCY NEWYORK「マンゴープリン」

seriayuki2005-08-03


価格:420円
購入場所:二子玉川高島屋デパート内ショップ


「ニューヨーク、グラマシーをイメージしたシックなお菓子屋さん」グラマシーニューヨーク。数年前、ニューヨークにこの店の「本店」があると信じて疑わなかった私ですが、名古屋の製粉会社さんが展開している超ドメスティックなお店なのだとわかったのでした。


ボリュームたっぷりのケーキはどれも美味しいですし、ニューヨークチーズケーキも濃厚美味。すごく美味しいケーキ屋さんである……というのは充分理解していながらも、ショップ展開当初に「日本ではここだけです」的な表現で(=いかにも海外に本拠があるようなビミョ〜な書きっぷりで)アピールし、わざわざニューヨークの住所(ブレインがニューヨークにいるのは間違いないそうで、その事務所の住所だったのでしょうか?)を包み紙などに印刷していたりと、少し姑息な印象を受けています。……だから、実のところ私の中では「美味しいんだけどねぇ……その姿勢が気にくわないよねぇ……」という思いがあったりして。


で、そのグラマシーニューヨークのマンゴープリンが今年も登場しています。価格は420円、一昨年購入したものと比較しますと、器は同じ広口の丸っこい足つきカップ、価格は変わりませんが、トッピングのマンゴー果肉の激しい減少が見られます。


テイクアウトでも勿論購入可能ですが、玉川高島屋のショップには併設の喫茶店もありまして、ここで食べることもできるようになっていました。ちょうど外出中で疲れていたのでここで一休み。コーヒーもしくは紅茶がついた価格で735円となっていました。

フレッシュなマンゴーを使用した、クリーミーなマンゴープリン


と説明のあったマンゴプリン、カップの底に固く泡立てたホイップクリーム、そしてマンゴプリン生地、トッピングにまたまたホイップクリーム、マンゴー果肉とマンゴーのソース、そしてセルフィーユの葉が飾られています。


洋風なのにどこか中華風な印象もあるマンゴプリンでした。「中華風」を感じさせるのは、細かな果肉がざくざく入る、ミルキーながらも水っぽさを少しばかり感じる生地の口当たりなのだと思います。手でクシュッと崩したようなマンゴー果肉の混ざり加減がとても好みでした。


……で、残念なのは、そのマンゴプリン生地だけで充分美味しいのに、ごてごてとちょっと主張しすぎるホイップクリームの存在。トッピングされている分量だけで「……けっこう多い……」と感じたのですが、カップの底にもしこたま入っていたので、せっかくの爽やかなマンゴプリンを食した後味が生クリームのネトネト感で満たされてしまいます。


ひと昔前、まだケーキ屋さんに「マンゴプリン」の文字がそれほどには見かけなかった頃には「ケーキ屋さん系マンゴプリンの最高峰」といって差し支えない存在だったのですが、他のお店も研究を重ねてどんどん美味しくなっている昨今、
もうちょっと全体のバランスが良ければなぁ……と、気になる点が出てきてしまったことはちょっと残念です。