文琳茶菓舗「フレッシュマンゴープリン」

seriayuki2006-04-04


価格:300円
お店データ:
東京都中央区日本橋1-4-1
コレド日本橋B1
03-3510-7555


行きたい行きたいと思いつつなかなか訪れる機会がなかったCOREDO日本橋内の文琳茶菓舗に行ってきました。


ここは、渋谷の中華料理店文琳のカジュアル店。餃子のセットものや汁麺焼きそばなどのメニューがあり、テイクアウトメニューも充実しています。その中にマンゴプリンもあり、美味しいという噂を聞いたことがありました。


本店の「文琳」も気になりつつ実は未だに訪れたことがなく、しかし料理長河田吉功氏のアイスクリームを使用したマンゴプリンレシピはとても美味しく作れるものです。マンゴプリンが今ほどあちらこちらのお店で見かけられなかった頃から本になっていたレシピでもあり、氏のレシピは日本のマンゴプリンレシピのひとつの流れを作ったように感じています。


さて、その「文琳茶菓舗」。店名は、COREDOのページによると「文琳茶菓舗」なのですが、お店のカードには「Cha Ca Poo」の文字が大きく書かれており、店名はどちらでも良いような感じ……です。


で、マンゴプリンもこれまた「どちらでも良いような感じ……」とばかりに、店内メニューでは「フレッシュマンゴープリン」という名前、そしてテイクアウトのカウンターでは「マンゴープリン」と記載されています。値段はどちらも300円。2つ注文したところ、1つはころりと丸い円形のガラス器に固められたものがやってきて、1つはプラスチック容器に賞味期限シールが貼られたもの(息子と2人で1個ずつ頼んだので、子供用にと持ちやすい軽いものを選んでくれたのではないか、と)がやってきました。


テイクアウト用のショーケースによると

フレッシュマンゴーを贅沢に使用しました。みずみずしい果肉を存分にお楽しみいただけます。


ということでした。


さて、肝心のブツは、写真のとおりに果肉が良い感じにざっくざく。そういう趣向なのか、それともマンゴーの季節的な問題からなのか、とてもとても酸味が際だつマンゴプリンでした。
一時期「グレープフルーツのプリン」なるものがあちらこちらで見かけられた事がありましたが、ノリとしては似たような感じで、「ミルキーなのに酸っぱい」というか「爽やかなミルク感」といったものが感じられるプリンです。


生地の淡い色合いからも感じられるとおり、口当たりはとてもクリーミー。細かな果肉の食感も心地よく、水気を感じるプルプルとした柔らかさもとても良い感じです。これでマンゴーの甘さと香りと爽やかさが良いバランスで味わえると「おお!香港の味!」という感じになりそうなのですが……酸っぱい……(苦笑)
で、その酸味が不快かというとそうではなくて、「こういうプリンも悪くない」と思える適度な具合だったりします。


この酸味は季節によって変わるものなのか、それとも「餃子や汁麺の後にはこのさっぱりとしたマンゴプリンを」という元々の趣向なのか、本店の「文琳」に行けばまた変わるものなのか、興味は尽きません。


300円という素敵な価格でもあることですし、機会をみつけて食べ続けてみようと思います。